‘観光地マーケティング&ブランド構築’ カテゴリーのアーカイブ

「記念日」にフォーカスする: 沖縄の観光地マーケティングプロモーション

2013/03/07

*****この記事は2011年12月に代表個人ブログで投稿されたものです******
「二人の記念日は、沖縄で過ごそう」

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そんなキャッチコピーがでかでかと掲載された記事風雑誌広告を、今月号の家庭画報で発見しました。
広告主をチェックすると、ページ下には、「沖縄観光コンベンションビューロー」。

個人的には、「いいんじゃないですか!」と思いました。

 

2011年度に行われた旅行に関する調査報告書によれば、沖縄のブランドイメージ、来訪意向(行ってみたいと思う人の%)は、国内の観光地の中ではダントツに高いことがデータで示されています。

ちなみに同じような数値をもつ他の観光地は、京都、札幌。この3つは、日本の3大観光地で、多くの人が行きたいと思っています。しかしながら、沖縄にはなかなかいけない。それは、飛行機代という来訪コストがかかるからですし、さらに、オフシーズンであれば、そのコスト感がますます高くなるでしょう。

 

そこで、求められるのは、おそらく、そのコストを正当化してくれる理由ときっかけ。それが、「記念日」なんでしょう。これは、なにも沖縄に限ったことではなく、夏休みやGW以外の旅行で、「記念日」がきっかけになっているケースは日本全国、多々あるはずです。

そんななかで、マーケティングメッセージを「記念日=沖縄で」に絞った沖縄観光コンベンションビューロー。私はすごく評価します。トライアルを促すにも、リピート訪問を促すにも、最適なきっかけだと思います。

 

HPも拝見しましたし、記事も読みました。でも、まだ、もうひとつ、沖縄=記念日のつながりが、すーっと落ちていきません。そんなものはいらないかもしれませんが、あるとさらに説得力が増すでしょう。記念日はなぜ沖縄なのか、沖縄だと、ほかと違ってどんな記念日になりえるのか。

そのあたりの消費者インサイトを掘ってゆけば、もっと強いメッセージがつくれるはずだと思います。記念日に沖縄へいった人たちを集めて、根ほり葉ほり聞いてみてはいかがでしょうか。

楽天トラベル 「鳥羽」観光地マーケティング・プロモーション 始まってます

2013/03/06

弊社が2011年度より,観光地ブランディング,観光地マーケティングのお手伝いをさせていただいている三重県鳥羽の観光マーケティングプロモーションがネットエージェント,楽天トラベル内で展開されています。

toba rakuten

今回は,ブランド戦略策定後に実施する初めてのプロモーションで,弊社独自の旅行者セグメンテーションに基づいて設定したターゲット顧客にむけて,量的調査で従来のコンセプトに対する効果性を検証されたブランドコンセプトを伝えるよう設計されております。

プロモーション・キャッチコピーは,

伊勢神宮の女神が愛した,
社(もり)と海の神域(サンクチュアリ)鳥羽へ
「5歳若返りを目指す,アンチエイジングな旅」

 

このコピーには,ブランド戦略的に重要な要素が2つ含まれております。

1つは,”ブランドポジショニング”,つまり,鳥羽を他の観光地に対してどう位置づけるか。
もう1つは,そんな鳥羽へ旅行にいくとどんなよいことがあるか,という”便益”をどうするか

 

いろいろな観光プロモーションをみていると,実はこの「ポジショニング」や「便益」が明確でないものが多く見受けられます。とくに「便益」は,消費財などでは,メッセージの中心に置かれますが,観光プロモーションにおいては明示されないことがほとんどです。

このプロモーションでは,鳥羽旅行への便益を「5歳若返る(を目指す),アンチエイジング」に設定されています。

これは,ターゲットセグメントの興味を引くテーマにも合致しているとともに,20年に一度,伊勢神宮の御社を若返らせる「式年遷宮」という2013年の大イベントにも合致しています。この便益が,どの程度ターゲットを引き付けてくるのか,プロモーションの結果数値が気になるところです。

では,”ブランドポジショニング”はどのような意図のもと,どう設定されているのか,これはまたの機会にご紹介できればと思います。

代表 高田

運営: リ・ブランディングジャパン株式会社

「観光地マーケティング」と「ホテル・旅館マーケティング」に関する気づき,学び,参考&成功事例を紹介するブログです。

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